(7/26追記)
twitterでコメントいただいたので、指摘いただいたものの中から自分がおっかけられたものを追記。

そもそも電波ソングって何ぞ、という方に。

電波ソングとは – ニコニコ百科

電波ソングとは、電波な歌詞でかつ驚異的な中毒性を有する楽曲一般を指す分類用語である。
厳密な定義はないが、およそ以下の特徴により自然に「それである」と認定される。

  • カオス(≒意味不明、支離滅裂)で際立って印象的な歌詞であること。
  • 楽曲により聴取者に俗に「中毒」と表現される類の強い印象を残すこと。
  • 出所が所謂オタ的な土壌(多くエロゲの主題歌、キャラソン、アニソン等)に立脚すること。

歌詞が印象的なものとなる理由として以下の要素が考えられる。

  • 一般に用いられない術語(テクニカルターム、あるいはジャーゴン)の高速メロディーに乗せての使用。
  • 「キュンキュン!!」「ハイ!ハイ!!」といった嬌声の組み込み。これは所謂「ヲタ芸」を楽曲自体の要素として取り込んだものといえる。
  • 「こっ恥ずかしい」台詞の挿入(たとえば、女性の歌い手に男性の聴き手を想定させて「大好き」と歌わせるなど)。曲の主体あるいは客体、「登場人物」として聴取者を強固に取り込む意味がある。

最近では「ももいろクローバー」なるメジャーな世界で活躍する電波ソング系アイドルグループもいるようで、オタク、アキバに続いてアッチ系文化のメジャー化が甚だしい今日この頃ではあるが、今日はそんな電波ソングについて、いろいろ調べてみることにした。

・・・が、すごくきれいにまとまってるサイトがあったのでそちらを紹介。詳しくはそちらのサイトを見たほうが早い。

【メモ】電波ソングの起源についての一考察~萌えと悪ふざけとアイドルポップの系譜~
http://sciandeng.blog38.fc2.com/blog-entry-525.html

電波ソングという言葉自体があいまいなこともあり、いろいろ調べれば調べるほどわからなくなる、それが電波ソング。
まずは元祖を・・・と思っていろいろ探してみたが、そもそも電波ソングの定義があいまいで、どれが電波ソングでどれが電波ソングでない、という切り分けができないので断念。
昔のアーティストで言えば「細川ふみえ」あたりがいろいろと歌ってるようである。
あとはちびまる子ちゃんの主題歌もある意味電波ソングといえなくもなくなくなくね?みたいな状況だったりするようである。

ということで次は電波ソングの伝搬について。ようするに、いつごろから電波ソングというジャンルができたのか、という話。
自分の感覚だと恋愛chu(2001/3)、いちごgogo(2001/9)、みこみこナース(2003/5)あたりが流行ってる頃に、電波ソングという言葉が定着したと記憶している。
↑の曲の年代を調べてみると、もう10年以上も前の曲なんだなぁ、と今更ながらに感慨を覚えた。
それぞれの曲については、Youtubeで検索すれば出てくるので割愛。回りに人がいない環境で聞くことをお勧めする。

恋愛chu – wikipedia より
現在であればそれほど珍しい曲ではない部類に入るが、当時I’veは重厚なテーマソングやトランスの曲を多数発表していた中で、このような曲を突如発表したことからゲーム業界などに大きな衝撃を走らせた。I’ve初の電波ソングといわれる。

自分の感覚だと、電波ソングの歴史はこんな感じ。
まったくもって信憑性も何もないので、参考程度にどうぞ。

電波ソング 勝手に年表

2000年以前 電波ソング爆誕(本項は2013/7/26追記)
時代が追い付いていないものの、一部の曲より、電波の恐ろしさ片鱗を垣間見ることができる。
声優の長崎みなみなど、ある種のカリスマ的存在がいた、ようである。(指摘を受けて調べるまでは知りませんでした。。。)
主観的代表曲・・・メイドさんロックンロール、メイドさんブルース(いずれも1997)、GO!GO!ウエイトレス(OVA版は1999)、Aries(2000)他

2000年~2002年 電波ソングの夜明け
「恋愛chu(I’ve)」や「いちごGoGo(桃井はるこ)」など、カリスマのあるグループや歌い手から、中毒性の高い曲が次々と発表される。
主に美少女ゲームや、一部のアニメ主題歌などで一部のコアな層の支持をうけ、それがさらにインターネットで伝搬、基礎を築きあげる。
主観的代表曲:恋愛chu、いちごGoGo、まじかるぶっくま~く(2002、2013/7/26追記)など

2003年~2005年 電波ソング黄金期
2002年~2005年頃、FLASH黄金時代と共に電波ソングもFLASH化、様々な楽曲も提供されたことにより、ネット上で広まりを見せる。
主観的代表曲・・・巫女みこナース、さくらんぼキッス、日本ブレイク工業(発表は2002)、天罰!エンジェルラビィ、Neko Mimi Modeなど

2006年~ 電波ソング転換期
だんだんと下火というか落ち着いてきた~2006年の電波ソングだったが、いくつかの起爆剤が投入される。
2007年3月にサービス開始したニコニコ動画、そしてニコニコ動画で起きた東方プロジェクト(に関連する楽曲)のブーム、さらに「初音ミク」の発売に伴い、電波ソングが一気に盛り上がった。
これまでの系統の電波ソングはもちろん、ニコニコ動画、東方、初音ミクといった「幅の広がり」を見せた時期である。
ふたを開けてみたら、2006年は転換期の下地となる楽曲が多数提供されている。
主観的代表曲:魔理沙は大変なものを盗んでいきました(2006)、レッツゴー陰陽師(2006)、みくみくにしてあげる(2007)、True my heart(曲は2005)他多数

2010年~ 電波ソングメジャーデビュー
ももいろクローバーがメジャーデビュー、これまではオタク文化の1つにすぎなかった電波ソングが、メジャーデビューにより一般に浸透していくきっかけとなった。
主観的代表曲:行くぜっ!怪盗少女(2010)、他はちょっと思いつかないので省略。

2013年~ 電波ソングよ栄光あれ
いろいろとっかえひっかえあるけど、これといったこともなく生産され続ける電波ソング。
これからも素晴らしい楽曲が提供されることを願う。

と、最初から最後までてきとうでごめんなさい。
改めて振り返ってみたら、電波ソングにも歴史があるんだなぁ、と感慨深く思ってしまう。
というか、恋愛chuからもう10年以上も経ってることにびっくりだよ!

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