ということて、かねてより楽しみにしてた大逆転裁判が3DSで発売されたので、発売の7/9に購入、時間を見繕ってプレイを重ね、本日一通りクリアしたのでその感想でも書いておこうかなと思う。

大逆転裁判、一言で言うならよくもあり、悪くもあり。100点満点で60〜70点ぐらい感覚なんだけども、いいところと悪いところの落差が大きくて評価が難しい、といったところか。

まずは良かったところから。音楽は時代背景にマッチしつつも逆転裁判ぽかったかなぁ…と思う。特に違和感もなく聞けた、というかとりあえずそこまでこだわりがあるわけでも、聴き比べできるほど耳が肥えてるわけでもないので、あまり参考にならないかもだけど。効果音も今までのゲームのものを使ってて逆転裁判ぽかったと思う。

ゲームシステム。バックログ機能は便利だったかな。他にも細かいところに気配りがあったと思う。ゲームシナリオにあわせて、裁判の仕組みが変わるというのもチャレンジな内容だったんじゃないかなと思う。推理パートの部分も、納得いかないところもあるにはあるけど、アイデア自体は良かったかなぁと思う。
裁判自体は、陪審員制度で進めていくところも、複数人に対して同時に尋問を進めていくのも、個人的にはありかなぁと思った。ただ、陪審員制については裁判のテンポを悪くしてる感じも受けたから、何とも言えないけども。
それと、3DSならでは・・・というわけでもないけど、立体視でのトリックはなかなか面白かった。本当にありえるかどうかはさておいて。
ゲームバランス自体も、かなりヒントが多くてサクサクすすめられたのはよかった。ここらへんは逆転裁判5の親切さがしっかり引き継がれた感じかな。

キャラクター。今回はみっちゃんレベルのカッコいいキャラも、真宵ちゃんレベルで好きになれそうなキャラがいなかったかなぁというのが個人的な感想。ナルホドーはバグなのか打ち間違いなのかはわからないけど時折女言葉になるし、すさとちゃんは何というか苦手。ジーナちゃんが一番良かったかなぁという印象。蘇る逆転の巴閣下や2のキリオ、メイちゃんポジションキャラで悪くはないんだけど…といった感じか。
各話のみ登場のキャラクターや準レギュラーは逆転裁判らしい、ユニークなキャラが多かったかなとも思う。ネタバレになるので明言は避けるが、最終話の証人たちは個人的にかなり好きな感じ。

逆にダメだなと思ったところ。とりあえず何よりすっきりしない。
露骨に2を出しますよ的な伏線を多く残しっぱなし、黒幕のあまりにあっさりした退場具合、未発表のアレの存在や倫敦の闇など、解決してないことが多すぎる、というのが個人的な印象。刑事の存在意義も最後の最後でよくわからなくなる始末。ここらへんは次回作ですっぱり解決かなんらかの決着がついてくれるならいいんだけども、そこまで含めるとボリュームが大きくなりすぎるから入ってないんだろう、と個人的に思い込むことにした。

それに比べたら大したことではないけども、個人的に気になったのはテキストやスクリプトの不具合。
先にも書いたけどナルホドーが女言葉(〜かしら)みたいな口調になるとか、話すを選んだときに出てくる話題が上から時系列に話をしてるところがあり、下から選ぶと知らされてないことをさも知ってるような口調で話をしはじめたりとか。具体的に言うとイケメンが打たれて病院沙汰になる話をワトソンちゃんにする下り。

とにもかくにも、伏線が残りまくってて続編ありきな作りというのが大きなマイナスポイント。他は無難な具合?そこらへんの評価がうまく下せなくなるくらいには尾を引いてる、そんな作品だったというのが一回目のプレイ後の感想。
2回目をやるかどうかは未定だけど、内容を忘れたころに改めてプレイするんじゃないかな、とは思う。

ということで、これからネットの評判を見て回って楽しむフェーズに移りたい。

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